(出所:
外為オンライン)
19日の米国株は上昇、NYダウ44ドル高(+0.15%)、ナスダック103ポイント高(+0.87%)でした。為替市場はドル安、トルコリラが上昇。
トルコ中銀が金融政策を発表し、1週間物レポ金利を10.25%→15.00%へ4.75%引き上げました。マイナスになっていた実質金利が解消されています。
エルドアン大統領と義理の息子アルバイラク前財務相は、強引な利下げをしつつ為替介入で通貨安を阻止する計画だったと思われます。
結局は失敗に終わり、インフレ懸念や外貨準備の減少から、通貨安を阻止できませんでした。新たな財務相・中銀総裁の元で方針転換しています。
利上げだけで解決するわけではありませんが、2021年以降の年間スワップ金利がどのくらい付与されるか注目していきます。
経済指標は、米新規失業保険申請件数74.2万件(予想70.7万件)と前週から悪化。米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数26.3(予想22.0)、米10月中古住宅販売件数685万件(予想645万件)は予想を上回りました。
世界的なCOVID-19感染拡大が株価の上値を抑えています。医療の逼迫から再ロックダウン懸念が高まるものの、株価を持ち上げているのはFRBのバランスシート拡大です。引き続き株価は堅調に推移すると見ています。
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