16日はFRB当局者からのハト派発言がクローズアップされドル安となりました。米10年債利回りは3.06%台へ下落しています。FRBクラリダ副議長から「世界経済減速の示す一定の証拠がある」との発言が伝わり、カプラン・ダラス地区連銀総裁やエバンス・シカゴ地区連銀総裁も、世界経済のリスクを指摘する発言が伝わりました。
FRB当局者のハト派発言と、来年にも中立金利に達すると見られている事、市場ではドル買いが溜まっていた事からドルが下落しました。ユーロドルは1.13下抜けに失敗、ドルとポンドの下落によりユーロが押し上げられました。米国株はまちまちの結果、NYダウ123ドル高(+0.49%)、ナスダック11ポイント高(-0.15%)でした。
今週は混迷するEU離脱交渉、米住宅関連指標、本邦CPI、ECB議事要旨あたりに注目しています。22日(木)は米国がサンクスギビングデーのため休場となります。これまでのポジションを閉じる動きにも注意したいところです。
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