23日のダウは424ドル安で大幅続落。過去2日で1,000ドルを超す下げ幅となりました。トランプ大統領が仕掛ける格好で、米中貿易戦争に突入しました。
30日程度で約1,300品目のリストアップと審査を経て、中国や日本に対する制裁関税が発動される見通し。先に発表された鉄鋼・アルミニウム関税では、輸入1位のカナダが適用除外となりました。
その他、メキシコ、EU、オーストラリア、韓国、アルゼンチン、ブラジルが適用除外。日本と中国は関税対象になっています。
今回もドイツ、メキシコなどは適用除外になったものの、対米貿易黒字が1位の中国、2位の日本は関税対象。来週以降は中国による報復や、日本に譲歩があるのか?がポイントになりそうです。
ドル円は年初来安値105.24を下抜け、104円後半まで下げ幅を拡大。結局、週末NY終値でも105.24を回復できず、下落が継続しています。
投機筋はIMM円ショート(3/20時点)を21,999枚まで大幅減少させています。いよいよ円売りを諦めた格好。これに対し、本邦個人投資家は過去最大級の円売り。本邦個人と国内生保・輸入企業がドル円の下値を支えています。
本邦個人投資家は、余程の暴落が起きない限り、損切りをしないでしょう。こういった買いは侮れません。ドル円チャートは短期も長期も明らかに下落トレンドですが、突っ込み売りは厳禁。むしろ買い場を探っていきたいと考えています。
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