6日は良いニュース・悪いニュースが多く出ています。秋相場で大きな懸念材料となっていた連邦債務上限引き上げ問題は、ハリケーン「ハービー」の影響から復興予算との抱き合わせにより、3か月延長で民主党と合意と報道されました。
市場はこれを好感し、ダウは小幅上昇、ドル円も109円台へ戻しています。サプライズとなったのはフィッシャーFRB副議長の退任で、報道の直後はドル円が急落しています。
金融政策では、カナダ中銀が利上げを実施(0.75%→1.0%)、カナダドルが買われています。
材料は多いが北朝鮮リスクもあり、積極的な売買は出来ず、方向感の出ない展開が続いています。ドル円は108-111円の狭いレンジが1か月以上続いており、なかなか手が出ません。
市場参加者の間にリスクオンかリスクオフか、何のコンセンサスもなく、ただただイベント結果に反応するだけの相場になっています。
今晩はECB金融政策+ドラギ総裁会見が予定されています。結果を受けてユーロが動くのは間違いありませんが、テーパリング示唆かユーロ高牽制か、何を発言するかは不透明で、一か八かの相場でしかありません。
単発ではない市場コンセンサスやテーマ、トレンドが出てきて欲しいところですが、週末9日に北朝鮮が何かをすると見られており、投資家も身動きが取れなくなっています。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。