為替相場を予想する上でZEROが毎日行ってきた作業には大きく分けて以下の2つがあります。①チャート分析②マーケット分析の2つです。現状トータルで充分な利益になっていますし、マーケット「環境」の変化・マーケット「参加者」の変化にも対応できています。今後もこの2つを軸に分析する精度を上げていけば一発屋ではなく、息の長い利益を積める可能性が高いと判断してよさそうです。「チャート分析とマーケット分析をとことん極めても勝てない」という事態が訪れるまで問題ないかと思います。ここでは「どのような考え方でマーケット分析をすれば良いのか」そのポイントを解説しておきます。別の言い方をすると「チャート分析以外に行っている作業のすべて」がここで解説する内容になります。まず基本的かつ最も重要なことから解説します。それは「自分が相場を動かしているのではない」という事です。
相場を動かしているのは「大口の参加者+世界中の参加者の総意」が相場を動かしています。例えば「外国為替市場にあなたのみしか参加者がいない」と仮定します、現実にはあり得ない仮定ですがこの場合には「あなたが買いだ」と思って買えば相場は上昇します。理由は「買い建玉>売り建玉」となるからです、これが「需給で相場が動いている」ということです。ということは「米失業率が発表され9.0%でした→よしドル売りだ!」と自分が思ったところでドル円が下がり、ユーロドルが上がるわけではないのです。少し長くFX投資をされている方は経済指標の「結果の良し悪し」ではなく「市場コンセンサスとの乖離」によって相場が動くことはご存じなはずです。このことは経済指標のみならず、要人発言やニュースなどでも共通しています。つまり「チャート以外の部分はすべて市場コンセンサスに対してどうなのか」ということになります。
経済指標は実際に数字がでますので非常にわかりやすい例なのですが、リーマン・ショックなどは当事者でも「潰れないだろう」という救済観測こそが混乱を最大限に拡大させた原因であることは言うまでもありません。米当局は破たんさせる前にワンクッション入れるべきだったかもしれませんね、この経験がGM対応には生かされている感じがしています。話がそれましたがまとめると、チャート以外の部分をどのように見ていけば良いかは、「大口のマーケット参加者がどのように考えているのか」を常にアンテナを高くして情報収集する必要があります。金利動向など各国中銀の金融政策なんかもそうですね、発表された経済指標や金融政策、ニュース・イベント、財務大臣の居眠りなど、すべての出来事に対して「大口のマーケット参加者がどのように反応したか」を毎回確認しチャートと紐つけしておくことを何年も続けていけば、何かが起きた時、経済指標の結果が出た際などに相場が動く方向を少しづつ予想することができるようになりますよ^^
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。