

◆9日に発表された米12月雇用統計は、非農業部門雇用者数25.2万人増(予想24.0万人増)、失業率5.6%(予想5.7%)とそれぞれ予想を上回る結果となりました。結果を受け米ドルは意外にも一旦売りで反応、その後は買いが優勢になったものの売られてクローズしています。ドル円は日足陰線、ユーロドルは日足陽線となっています。市場では「予想外の賃金減少と11月分下方修正」が嫌気されたということになっていますが、単にドル買いが溜まっていたのかもしれません。それでも労働参加率の低さや上昇しない賃金はイエレンFRB議長がかなり気にしている様子。米利上げ開始時期や利上げペースにも影響を及ぼしてくるため投資家も神経質なのかもしれません。FRB議長がイエレンに変わってから特に雇用統計の中身に関心が行くようになった印象です。いずれにしても米ドルとNYダウは冴えない値動き、1月は地合いが良くないかもしれないと考えておくべきでしょう。
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