(出所:外為オンライン)
4日の米国株は2%超の大幅上昇、NYダウ512ドル高(+2.06%)、ナスダック194ポイント安(+2.65%)でした。
前日にセントルイス連銀ブラード総裁の「近く」利下げ発言もあり、パウエルFRB議長の発言に注目が集まりました。市場では年内2回程度の利下げを織り込んでおり、3回もあり得るという所まで先走っています。
FRBは市場との対話を重視してきた経緯から、市場の行き過ぎに対しては「やや行き過ぎ」と牽制したり、米経済の強さを強調してタカ派姿勢を見せるなど、行き過ぎた利下げ観測を冷ますのが普通でした。
今回は市場が先走っている事を承知の上で利下げを否定せず、「適切に行動する」と発言しています。年内利下げが確実と見られている観測を「そのままにした」という事です。
これはFRBも利下げする予定だと宣言したことになります。今後は危機になる前に利下げをし、緩和が常態化していきます。日銀もFRBに同調し、異次元緩和が異次元ではなく普通という方向へ持っていくでしょう。
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