10日は前日から続くトランプ米大統領と金委員長との激しい口論からリスク回避が加速しました。
経済指標では、米新規失業保険申請件数24.4万件(予想24.0万件)、米7月生産者物価指数・前月比-0.1%(予想+0.1%)、コア前月比-0.1%(予想+0.2%)、米7月生産者物価指数・前年比+1.9%(予想+2.2%)、コア前年比+1.8%(予想+2.1%)と軒並み弱い結果となりました。
ドル円は109円台前半まで下落、リスク回避による円全面高となっています。ダウは204ドル安、日経平均先物は19,400円付近で推移しています。
トランプ大統領は直近北朝鮮に対して強硬な発言を繰り返していますが、秋に大事な共産党大会を控えて、近隣での戦争は絶対に避けたい中国に「何とかせい」「あんたらが一番困るだろう」と囃し立てているのは明らかです。
「死人が出るのもむこうの話」との発言も、すべて同様の意図があったと思います。発言がエスカレートしてくると、ミサイル発射実験だけでも緊張が極度に高まるかもしれません。
グアム島周辺に向かって4発のミサイル発射など「もってのほか」という展開になってきました。夏季休暇で材料に乏しく、市場参加者も減少するため、引き続き北朝鮮関連を良く見ておきます。
投資戦略・ポジションはメルマガでのみお伝えしておりますが、売っていたドル円はほぼ利食いました。まだ少しポジションが残っているため、もう一段の円高に期待したいところです。
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