17日の米国株式市場は大荒れとなりました。きっかけは、トランプ大統領が「フリン前大統領補佐官への捜査を中止するよう要請していた」との報道が伝わった事です。既に報じられている通り、ロシア癒着疑惑を追及していたFBIコミー長官が、突然クビになりました。この横暴に対する反撃なのか、今度はトランプ大統領が捜査を妨害していた事が伝わりました。
昨日申し上げた通り、米国株は既に「材料出尽くし」となっていました。今週15、16日はあくまでも大規模サイバー攻撃を受けた、サイバーセキュリティ関連株と、マイクロソフトなどのIT株が買われただけのこと。上昇が一旦頭打ちになっていたところで、一気に政権運営への不安が台頭した格好です。
特に直近買いが溜まっていたナスダックの下げが大きく、前日比2.57%安となりました。ドル円も日足の雲を一気に下抜け、110円台まで下げ幅を拡大。ドル円はショートにしていたので、2円強の差益で全て利食っています。当面はこの話題に関心が向かいそうです。
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