ドル円は先週末8日に107.32まで下落し、年初来安値を更新しました。9日は北朝鮮建国記念日で、前年は動きがあったことや、ICBMの発射準備報道から警戒感が高まっていました。また、米国では大型ハリケーン「イルマ」がフロリダ州に上陸すると見られており、リスク回避の圧力がかかりやすい環境でした。
警戒感は高かったものの、太陽フレアの影響か北朝鮮に動きはなく、大幅な窓開け円安+株高スタートとなっています。3日に6回目の核実験を実施した週明けは窓開け下落スタートしており、円相場は北朝鮮の動向に振らされる展開が続いています。
北朝鮮に関しては、軍事衝突が起きない限り、市場にも慣れが出てくる頃です。しかしながら、北朝鮮が核放棄をするとは考えにくく、全面的に解決するまで様々な出来事が起きそうです。その度に円相場や株価が動いてしまうため、今後も横目に見ながらトレードするしか無さそうです。
年始から続いているドル安(ドルインデックス103→91ポイント台)は、10月半ばころには反転上昇する時期に入ると見ております。ただし、北朝鮮絡みで大きな問題が起きなければという条件付きです。
まずは今晩予定されている「全面的な石油禁輸」を含む国連安保理決議の採択に注目しておきます。
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