
(出所:外為オンライン)
9日の米国株は下落。S&P500種18ポイント安(-0.28%)、ナスダック総合18ポイント安(-0.08%)でした。為替市場はドル高+円高。
高市新総裁が「行き過ぎた円安を誘発するつもりはない」と発言すると円買いで反応し、ドル円は一時152.10まで急落する場面がありました。
その後はドル高が牽引する格好になり、ドル円は153円台へ戻して引け。ユーロ円やポンド円は下落して引け、ドル高+円高の1日でした。
高市新総裁は、日銀利上げ牽制と過度な円安牽制という、矛盾した要求を出さざるを得ません。
利上げによって需要・消費を押し下げたくない一方、過度な円安によって物価が上昇し過ぎるのも困ります。
経済成長と物価高抑制を同時に実現しようとしており、今後も矛盾した発言をせざるを得ない状況が続きそうです。
ドル円は150円台のどこかで落ち着きどころを探る展開になりそうです。当面は自民総裁選前の価格147.49には戻りそうにありません。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。