11日はトランプ政権が2000億ドル相当の対中追加関税を導入する方針を示し、NYダウは219ドル安(-0.88%)、ナスダックは42ポイント安(-0.55%)となりました。為替市場はドル高、明け方にトルコリラが急落しました。トルコリラは対ドルで市場最安値を更新、エルドアン大統領の強権政治が始動して売り込まれています。
エルドアン大統領は、「利下げをして物価を下げる」という支離滅裂な政策を掲げています。これは日銀に例えれば「利上げをしてデフレ脱却」というくらい無茶苦茶な政策です。財務省に娘婿を任命し、経済素人チームで危機対応という流れ。トルコ経済は、ここから最悪期に入るとみて良さそうです。
ハイリスク承知で仕込むのであれば、トルコリラは向こう数年が買い場となりそうです。ただし、値動きが荒いですから、レバレッッジは1倍で10年20年と保有できる事が条件でしょう。レバレッッジをかけるなら、近寄らない方が良い相場です。
ドル円は112円台に乗せ、アベノミクス高値125円台とトランプラリー高値118円台を結んだ、長期レジスタンスラインを抜けつつあります。週末にしっかりと上抜けするか注目しています。今週末は米大手金融機関が決算発表を迎えます。米中貿易摩擦と合わせて、決算にも注目しましょう。
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