11日の米株式市場は、冴えない米百貨店決算を受け下落スタートとなりましたが、下がったところでは買い手がおり小幅安。ドル円は113円台後半~114円前後で大きな動きはありませんでした。百貨店の厳しさは世界共通で、ネット通販に顧客を奪われている模様。投資家らは個人消費が弱いのか?百貨店→ネット通販へ移動しているのかを、今日発表される米4月小売売上高で探ろうとしています。
米新規失業保険申請件数は23.6万件と、1988年以来の低水準となっています。その他、ロバート・ライトハイザー氏の米通商代表部(USTR)代表就任が承認されています。
NYダウは23ドル安で、また0.11%という小動き。相場格言でいう「楽観の中で成熟」の段階に入っていることを裏付けています。「ボラティリティが異常に低く、悪材料が出ても下げない」こういった環境で、ポジションやレバレッジが膨らんでいく、まさに2007年の相場環境に良く似ています。
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