◇27日のFOMC声明では、「リスクが均衡している」を削除し「世界経済や金融市場が見通しにどう影響するか検討している」となりました。これは前回12月より明らかにハト派の内容です。声明を受けドルは下落、株価も下落しており、株式市場では「(思いのほか)利上げ路線に強気なまま」と受け取られています。投資家心理は中銀の出してくる声明よりも目先の相場に目まぐるしく左右されます。そのためFOMCが前回よりハト派の声明を出しても「もっと深刻に考えている声明が欲しかった」となることが良くあります。その投資家心理とのギャップで株式市場はネガティブな反応になったと言えます。WTI原油は32.30ドルへ上昇、ロシアとサウジの減産交渉が始まりそうな雰囲気です。重要なのは減産=原油価格上昇とは限らない事。需要の問題が解決しないと減産のみで簡単には値を戻さない可能性も考えておくべきでしょう。今日から日銀金融政策決定会合が始まります。明日の昼ごろに結果が発表されます。黒田バズーカ第3弾があるのか?あれば大きなサプライズです。黒田総裁の会見とともに注目しましょう。
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