◇5日は日経平均が6日続落。大発会以来、早くも今年2回目の6日続落となっています。ドル円の110円攻防に注目が集まる中、菅官房長官は「為替市場の動向を緊張感をもって注視。」と発言し円高牽制、日銀関係筋からも「4月の会合で追加緩和を議論。」と円高牽制しています。一方で、夜中に突然WSJが安倍首相のインタビューとして「通貨安競争は絶対回避」との報道が伝わり110円割れを試したものの、110円を割り込んだ瞬間に急騰し、ストップを付けきれない不完全燃焼となっています。怪しい報道に怪しい買いと、様々な思惑が交錯した1日でした。ドル円は円ロングが溜まっている中での下攻めで、昨日下抜け出来ないと相当苦しいと見ています。まずは東京時間に111円台を回復できるか?政府・日銀・財務相の対策にも注目しておきます。4/27-28日銀会合で追加緩和が実施されないと、GW中にさらなるショックとなるかもしれません。ただし、投機も円ロングを目一杯抱えたまま日銀会合を迎えられるかは疑問。今月は、このあたりの駆け引きとなりそうです。米国では、企業決算への警戒感が、株式市場の頭を押さえる要因になっています。決算通過待ちでしょう。
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