(出所:外為オンライン)
7日の米国株は下落。S&P500種40ポイント安(-0.77%)、ナスダック総合171ポイント安(-1.05%)でした。為替市場は円安。
内田日銀副総裁は「金融資本市場が不安定な状況で利上げしない」と発言。先日追加利上げを示唆していた植田総裁とは真逆の発言となりました。
7月の本邦当局は5.5兆円の円買い介入を実施するなど、円安阻止に動いていました。日銀も歩調を合わせて深い実質金利マイナスを正すため、利上げに踏み切っています。
円安是正に成功すれば、円キャリートレードでセットになっている日経平均が暴落します。日経平均が暴落したため、今度は追加利上げに慎重な姿勢を示しています。
内田日銀副総裁のハト派発言を受け、ドル円は急騰。一時147円後半まで上昇する場面がありました。
米国株は高く始まったものの、米10年債入札が不調に終わると、米金利が上昇して安く引けました。
米国株のチャート形状が悪いため、まだ下落に警戒すべき環境です。中東情勢も意識されているかも知れません。
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