
(出所:外為オンライン)
先週末の米国株は上昇、NYダウ181ドル高(+0.70%)、ナスダック67ポイント高(+0.91%)でした。ダウは26,000ドルを回復しています。今週は年明け以降のリスクオン相場がどこまで続くか注目。
イベントはパウエルFRB議長の議会証言(26・27日)、米朝首脳会談、米中通商協議、経済指標では米2月ISM製造業景況指数が発表されます。26日パウエルFRB議長の議会証言初日に注目しています。
おそらく米経済の底堅さと、引き締めを急がない姿勢を強調するでしょう。これはリスクオンの材料になりそうです。ジム・ロジャーズ氏が日経のインタビューに対し、「中国の企業破綻が世界的な債務危機のきっかけになりかねない」と発言しています。
ジム・ロジャーズ氏は一貫して日本に対しては悲観的(少子高齢化・政府債務)、最近は米国の債務についても悲観的な見方をしていました。ただし、中国に対して悲観的なコメントをするのは珍しく、中国企業のデフォルトの深刻さを物語っています。
相場に影響してくるかは不透明ながら、昨年8月のP2P金融破綻から中国経済が怪しくなり、直近の中民投デフォルト(民営投資最大手の中国民生投資集団)でリスク顕在化の兆候が伺えます。米中貿易戦争が収まっても中国景気減速懸念は残りそうです。
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