8日に発表されたFOMC声明では「企業設備投資の伸びが、今年の早い時期に見られた急速なペースから緩やかになった。」と、若干ハト派の文言がありました。それでも12月に予定されている今年4回目の利上げ観測を後退させるには至らず、ドルは堅調に推移しました。
今後、余程のリスク要因が浮上しない限り、FF金利は2.25-2.50%で今年を終える見通し。2019年中には中立金利(おそらく3.0%)に達しそうです。中立金利に達すれば、FRBは金利据え置きの段階(利上げも据え置きもある)へ入って行くでしょう。
これに対し、EU離脱後の英国や2019年後半から利上げが見込まれる欧州、金利据え置きが長期化しているオセアニアが利上げを開始するかどうかが、為替市場でトレンドを決めるポイントになりそうです。
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