15日のNYダウは306ドル高、25,000ドルを回復しました。為替市場はリスクオンのドル安が再開、ドル円は106円付近、ユーロドルは1.25付近までドル安が加速しました。
リーマンショック前から見ても、過去10年以上見られなかった株価とドル円のデカップリングが進行しています。株高=円安という相関で長くやってきたトレーダーらも、先をイメージしにくい相場に苦戦しているかもしれません。
株価が反発してもドル円が下げてしまう展開が長期化しています。年始からのドル高+円安を見込んでいた投資家らは、108円割れで既に大半がロスカットになっていると思われます。
この下は105円の節目をポイントに見ている投資家が多いでしょう。ドル円は現状、2016年11月トランプラリー以来の安値まで下げています。トランプラリー以前を思い起こすと100-105円レンジでした。
その意味でも105円は意識されそうです。ただし、買い持ちで残っている国内個人投資家は、過去の傾向通りなら下げの過程で買い増しをしており、結果含み損が膨らんでいると考えられます。
一時的に急落してオーバーシュートというケースもあり得る環境です。本日は次期日銀正副総裁が提示される予定になっています。黒田総裁再任とリフレ派の投入があれば円安材料となります。
ドル円がどの程度反応できるかと、投機筋の戻り売りに注目しておきます。ドル円急落が近々あった場合や、反転のサインが出れば、少し買ってみたいと考えています。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。