15日の為替市場は「円高+ドル安」となりました。ドル円は113-115円レンジを下抜け、一時112.47まで下落しました。ドル円はサポートを下抜けても、東京時間になれば本邦機関投資家が買ってくることが予想され、(極端な材料が出ない限り)大きな水準の変化は起きにくい環境です。
ドルは続落し、ユーロドル中心にドル安が加速しましたが、こちらもどんどんと上昇していく雰囲気はありません。煮え切らない相場が続く中、ポジション調整や実需中心の値動きになりそうです。
今週注目していた米10月消費者物価指数・コア前年比+1.8%(予想+1.7%)、10月小売売上高+0.2%(予想0.0%)、除自動車+0.1%(予想+0.2%)は、ともにサプライズなし。市場も反応薄でした。
11月は主要中銀の金融政策に関する話題も乏しく、大きなリスク要因も浮上せずで、キャピタルゲイン狙いの投資家にとっては、またしてもつまらない相場になっています。
株式市場は勢い良く上げる場面がありましたから、キャピタルゲイン狙いの投資家は株式市場に向かっていたと思われます。為替にもボラティリティやトレンドが出て欲しいところです。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。