14日は北朝鮮によるグアム島周辺へのミサイル発射予告から一気にトーンダウンとなりました。実際には何も解決していませんが、市場は武力行使なしと判断したようです。
ティラーソン国務長官・マティス国防長官が連名でWSJに寄稿。マクマスター大統領補佐官は「1週間前と比べ戦争が始まる危険性が高まったとは思わない、10年前よりは高まっている」と発言。
宋永武国防省は、北朝鮮によるグアム島周辺へのミサイル発射に関しては「可能性は非常に低い」と発言。金正恩委員長は「米国の様子を見る」と発言しています。
一斉に緊張を緩和する発言が出てきたことで、株式市場は急激な買戻し。緊張が高まる前のレベルまで、全戻しになりそうな勢いです。ただし、冷静に見ると北朝鮮に核放棄させるというハードルは依然として高く、ミサイル発射も行うかもしれません。今後も緊張が高まったり、和らいだりの繰り返しになりそうです。
個人的にトランプ大統領は、25年に及んだ北朝鮮問題解決へ向け、相当な意気込みで挑んでいるように見えます。外交・制裁で解決できない場合には、最悪のシナリオも十分にあり得るというスタンスで、油断せずに構えておきます。
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