(出所:外為オンライン)
16日の米国株は上昇、NYダウ214ドル高(+0.84%)、ナスダック75ポイント高(+0.97%)でした。
米経済指標は、米4月住宅着工件数123.5万件(予想120.5万件)、米4月建設許可件数129.6万件(予想129.0万件)、米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数16.6(予想9.0)と軒並み強い結果でした。
直近の首相発言でも「リーマンショック級の出来事がない限り増税」となっていますが、萩生田発言以降は増税延期の可能性も少し出てきました。ある調査では増税賛成が45%となっており、政府は7月の選挙に勝つための選択を探っている模様。
安倍政権の経済ブレーンである本田悦朗氏は、ロイターとのインタビューで究極の正論を打ち出しています。ポイントは1.増税は延期ではなく凍結、2.教育無償化など社会保障の財源は赤字国債で賄う、という主張。これが現行の金融システム(借入=預金)と、インフレがない環境を考えればベストな選択な訳です。
ただし、日本経済と国民にとってベストな選択は、同時に財務省にとっては最悪の選択、反応を探っていると考えられます。可能性は低いものの、仮に消費増税が無くなれば円安方向への反応が大きくなるかもしれません。経済指標とともに増税判断にも注目です。
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