7日はECB金融政策・ドラギ総裁会見に注目が集まりました。ガイダンスの変更はなし。会見では、ユーロ高を気にしつつも、テーパリングに関して「おそらく10月に決定」と発言。
ユーロ相場は激しい乱高下の後、このテーパリング決定示唆発言を受け、徐々にユーロ買いが優勢となりました。また、2018年のインフレ率見通しを1.4%→1.3%へ引き下げています。
米国株はまちまちで小動き。ドル円は108円割れを試す場面がありましたが、108.05で反発。年初来安値108.13は小幅に更新しています。
ドル円に関しては、9日北朝鮮建国記念日、11日国連安保理制裁決議の採決に注目が集まっています。
特に11日国連安保理制裁決議の採決では、全面的な石油禁輸が含まれており、仮に実施されれば北朝鮮問題は遠からず最終局面となりそうです。
明日から北朝鮮建国記念日→週明け国連安保理制裁決議と続き、仮に制裁強化で一致した場合には、さらなる挑発行動に出るかもしれません。週明けまで北朝鮮問題から目が離せないという状態になっています。
本来、経済ニュースでは投資家やアナリストらのマーケット予想が多く出るのですが、現在は北朝鮮問題や米ハリケーンなど、ニュースばかりが報じられています。
そのため、市場コンセンサスが形成されておらず、投資家はひらすら様子見、カナダやECBの金融政策イベントに単発で反応するだけに留まっています。様子見を決め込む投資家に対し、実需勢の売買だけが相場を動かしています。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。