(出所:外為オンライン)
26日の米国株はダウ・S&P500が5日続落、NYダウ123ドル安(-0.46%)、ナスダック15ポイント高(+0.17%)でした。
為替市場はドル円、ユーロ円以外のクロス円が概ね下落しました。
新型コロナウイルスによるリスク回避から、原油価格の下げも止まらず、WTI原油は48.73ドルへ下落、約一年ぶり安値をつけています。
米1月新築住宅販売件数76.4万件(予想71.0万件)と非常に強い結果。ただし新型肺炎が話題になる前の経済指標になります。
株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大がピークアウトし、経済活動の再開や移動制限の解除を待っている段階です。
NYダウ26,000ドル台後半は、高値から10%の下落となることから、押し目買いも入りやすいレベル。ただし必ず下げ止まるわけではありません。
目先は原油価格が下落しており、日本でのインフレの兆候は見られません。
気になるのはドル円が下げないことで、円安基調が続いてしまうと悪いインフレの可能性が出てきます。
中国の工場での生産が落ち込んだり、移動制限で物が入って来なくなれば、円安が追い打ちになって、悪いインフレが起きるかも知れません。
日銀はある程度デフレには対抗できますが、インフレには打つ手がありません。円安を押さえ込もうと急激な引き締めに踏み切れば、株価が大暴落してしまいます。
「ドル円が下がらない」というのは、日本経済にとっては破綻リスクの一つになるかと思われます。物(特に食料)が不足しないか?が懸念材料です。
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