23日は日銀金融政策決定会合、展望レポート、黒田総裁会見に少しだけ注目が集まりました。現行の金融政策は「現状維持」を決定。展望レポートでは、物価見通しに関して「弱含み」から「横這い」へ上方修正しています。
しかしながら、目先の物価上昇は原油高によるものと認めており、金融緩和解除へ向けた取り組みはない模様。引き続き「2019年度ごろ」としている物価目標2%を達成し、安定的に推移するまで金融緩和を続けるとしています。
仮に2019年度ごろにコアCPIが2%に到達しても、安定的な推移を確認するには、最低でも半年程度は必要になるでしょう。それまでには現在の世界的な株高や円安のトレンドが終わっていると予想しています。
日銀は異次元緩和を継続したまま、次の危機に対応することになりそうです。米国株はネットフリックスの上昇が牽引。その他の米企業でも、トランプ減税を好感する動きが散見されています。
為替市場ではドルが下落し、ドルインデックスは90ポイント割れ、約3年ぶり安値までドルが下がっています。ドル円は110円割れを伺う動き、ユーロドルは1.23台乗せとなっています。
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