9日はドル高となりました。トルコリラやユーロが軟調でした。トルコリラは対ドル5.0、対円22円を突破してからの下げに勢いがついており、ここまで地合いが悪いとトルコ当局が対応策を出しても逆効果にしかなりません。まずは投機筋がドルロング解消に動きそうな10月前半に注目しておきます。
トルコリラ円は20円の節目を割り込んだものの、ストップロスで急落する動きは見られませんでした。すでに大方の投資家が退場もしくはメキシコペソ円へ移動済みで、現在はレバレッジをかけていない長期投資家と、ドルコスト平均法で買い続けている参加者だけになっている模様。
トルコリラ相場は底なし状態のため、年内は買い増しを控えるべきでしょう。何れにせよ2018年トルコリラ相場は、歴史的な暴落相場になりました。誰も残っていない2019年以降の値動きと、日々のスワップ金利がいくらになるか注目しておきます。今秋のテーマはFRBの利上げが予定通り行われていくかです。
ECBは来年夏頃まで利上げしない事を表明しており、日銀は緩和長期化を宣言しました。日欧の政策変更は当面無さそうですから、唯一ハト派に傾く可能性があるFRBの9月→12月利上げの動向に注目すべきでしょう。6月FOMC以降、投機筋はドル買いへ動いています。ドル買いの限界点を探っていきます。
NYダウは74ドル安(-0.29%)、ナスダックは3ポイント高(+0.04%)でした。VIX指数は10ポイント台、ナスダックは8連騰。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。