15日は前日から話題となっていた「世界的な大規模サイバー攻撃」を受け、サイバーセキュリティ関連株が上昇。「サウジとロシアが減産延長合意」との報道に原油価格が上昇しました。経済指標は、米5月NY連銀製造業景況指数-1.00(予想7.50)とトランプラリー以降で初めてのマイナス。米5月NAHB住宅市場指数70(予想68)と予想を上回っています。
基本的なリスクオンの中、ナスダックとS&P500は史上最高値を更新。悪材料は完全に無視されている格好。日経平均株価も、ようやく2万円の大台に乗せそうな雰囲気です。次のリスク要因が浮上するまで、同じ環境が継続する見通しです。
どこまで株高が続くかを見るだけの相場ですが、皆が買い終わってくると、8月末までに1回は何らかのショックがありそう。日経平均で言えば、2015年のようなイメージで見ておきます。他に気になったニュースとしては、大手邦銀の決算が冴えない事です。当然のことながらメガバンクは体力があるわけですが、メガバンクがこれだけ苦戦していると、地銀は相当厳しい状況だと想像できます。再編しながら生き残る道を探ることになりそうです。
株価だけを見れば、歴史的な絶頂期を迎えています。にもかかわらず苦戦しており、先行きも厳しそうです。本日は独5月ZEW景気期待指数、米4月住宅着工件数、米4月建設許可件数、米4月鉱工業生産が発表されます。何か目新しい材料が出てくるかどうかにも注目。
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