◇8日はEIA週間在庫統計を受け、原油価格が急騰。米10年債利回りの急上昇を受けて、ドル円も102円台へ急騰する場面がありました。ECBは3つの金利を据え置き、債権購入も月額800億ユーロで17年3月までを維持しています。次回の変更を示唆していますが、ECBがユーロを押し下げる力はほとんど残されていないでしょう。これは日銀も同様です。今週6日に発表されたISM非製造業景況指数は確かにネガティブサプライズでしたが、市場関係者のコメントでは、この指標でこんなに動くのかという驚きの声が多くありました。昨日のEIA週間在庫統計への反応、米長期金利の動きを見てもちょっとした事に過剰反応しているように見えます。これはレイバーデー明け以降は、マーケット参加者が揃っている事を意味しています。ダウもドルも膠着状態でまったく動きませんが、油断せずに構えておくべきでしょう。夏休み相場ではないという事です。油断することなく、マーケットが動き出す「きっかけ」を待ちます。
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